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チャーリーパーカーの別名(あだ名)は「バード(Bird)」である。その由来はいくつかあるようで、パーカー自身の話によると、チャーリーがヤーリーになり、ヤーリーがヤールになり、ヤールがヤードになり、そこからヤードバードとなった、という。ヤードバード、もしくはバードと言われるようになったのは、学生時代からだと言う。
他には、ジャズ倶楽部の裏庭に忍び込んで、漏れ聴こえる音楽に合わせてサックスを吹いたいたからだという説もある。

どちらにしても、バードの演奏は鳥のように自由に、羽ばたいているので、ぴったりの名前だと思う。

そのヤードバード組曲というパーカーのオリジナル曲がある。とても素敵な曲で、「Bird Symbol」というベスト盤に納められている演奏が、もっとも有名だと思う。僕もこの曲に見せられて、バークリー音楽院でこの曲のアドリブを全部そらで歌って驚かれたことがある。

パーカーは実はクラシック音楽に憧れていて、実際に有名なクラシックの先生の所へ行き、「お金はいくらでも払うから私にクラシック音楽の作曲法を教えて下さい」と頼み込んだそうだ。しかし、そのすぐあとにパーカーは死んでしまった。

もしも、パーカーが長く音楽家でいられたなら、いったいどんな音楽を作り出していたのだろう、と考えると、とても切ない。ある人は、パーカーの音楽は完成していて、長く生きてもそれ以上にはならなかっただろう、など、とんでもない意見を言う人がいるが、この頃のジャズミュージシャンで天才的に世の中に躍り出てしまった人は、麻薬と酒に殺されてしまっている。たいへん残念である。バッハ、モーツアルト、に匹敵するような(表現方法は違うが)天才的なひらめきを持ったミュージシャンが本来の天命を全う出来れば、きっと音楽の世界ももっと豊かに発展出来たはずなのだが。

そう、パーカー以外にも、若くして亡くなった、もったいないジャズミュージシャンを上げるとすると、チャーリー・クリスチャン(ギター)、クリフォード・ブラウン(トランペット)、バド・パウエル(ピアノ)、ビリー・ホリデイ(ボーカル)、などでしょう。

今気がついたけど、この人たちがバンドを組めば最高なので、もしかすると冥土でバンドを組んで楽しくやっているのかしら?たしか、そんな落語のネタがあったような気がします。

さて、脱線し始めたので、もどります。

パーカーとバッハの共通点という、話です。
2人とも多作で、駄作がない、というだけでなく、音楽の基礎を作ったと言える点。
そして、ビバップの音使いはバロックのそれに似ているという点。
その昔、バロックは即興演奏が盛んでした。それは、舞踏会の演奏では、曲を自由にのばして演奏する必要があったからではないでしょうか?踊りのための演奏をするときに曲を何度も繰り返しバリエーションを付けて演奏することは、音楽家にとっては当たり前のことですから、自然とそれが聴きごたえのあるものに高まっていたことも自然だと思います。

さて、即興演奏をするときの基礎的な手法はアルペジオと和声的スケールの使用ですが、そこに無駄な音が入らずにつないで行くことが、アドリブの妙味です。僕のレッスンでは、初心者にもこの方法を教えて、自由にアドリブが出来ることを目指しています。中には僕よりも素敵なアドリブをとれるようになった生徒もいます。

西洋音楽は12音しか使いませんので、その組み合わせは、それほど多い訳ではないのです。丁寧に紐を解いて行けば、初心者でも十分アドリブは可能です。

ですが、バッハやパーカーのアドリブには、プロのミュージシャンでも届かない何かがあるのです。それがいったいなんなのか。

止めどもなく溢れてくるメロディーの連続、聴いている人を陶酔させてやまない、自然な音の流れ。音楽を言葉で表せないのが歯がゆいですが、バッハとバードには共通する何かがあるのです。
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思い出の夏
杉並公会堂での「Donna Lee」の軽やかな演奏は素晴らしいものでした。
チャリーパーカーは1955年に34歳の若さで逝去されているのですね。
ウェイターやコックをされていたことがあると…三四朗さんのバークレー時代と重なったりして、ひょっとしたら守護霊となっているかも知れませんね。
最近クラッシックにも取り組んでいらっしゃいますし…
「オーラの泉」みたいになってしまいました(汗)

Tico Tico 2009/02/05(Thu)13:11:35 編集
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三四朗
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音楽家
自己紹介:
ミュージシャン、サックスプレーヤー、作曲、アレンジ、プロデューサー
活動母体/サパトス、三四朗グループ、クリオネ、いにしえのトリオ
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